染み抜きの説明とよくある質問

質問:自分で染み抜きできますか?

  • 着物にシミが付いてしまったときにとっさにオシボリで拭いたり、水でトントンたたいたりすることがあるかと思いますが、とりあえず何も触らない方がいいです。乾いた布でシミ部分に当て吸い取らせるくらいまでにしておいてください。あとは専門家にシミ抜きしてもらった方が良いです。よくある失敗例は、シミを水でたたいてシミが薄くなるが水ジミがドンドン広がってしまうパターンです。これは、結果的にシミが大きくなるので、染み抜き料金が高くなり、絹は摩擦に弱いので、シミをこすってしまうと生地が毛羽立ち白くなってしまう現象(スレ)が出来ています。この場合は、染み抜き後になるべく目立たないように染色が必要になります。
  • 私自身シミ抜きをしていましたが、感覚的にいうと経験が7~8割で理論が2~3割のイメージです。シミを見たときに作業する手順やどの溶剤から使っていき、結果的にどの程度シミ抜きできるかがシミを見たときに分かるには、経験が必要です。
  • 例えば、着物にシミが付いてしまった時にインターネットで調べると色々と情報が出てきて、染み抜きの手順なども書かれています。そこで重要なことは誰がどういう目的でその生地を書いているかです。よくあるのがアフィリエイトと言って広告料が目的で染み抜きのことを色々勉強して書いている場合です。おそらく間違ったことは書いていないのでしょうが、その方の目的は広告料なので、その方がお金をいただいて染み抜きをしたことがないと思いますし、シミ抜きに最も重要な経験がないと思います。いくら理屈が分かっても実際の染み抜きでは、想定外のことが多々起こりますので、その対応は経験がないと対応できません。また染み抜きには、色々な設備や道具が必要ですので、家庭にあるものだけで簡単にできるとは思わない方が良いです。これは私自身が色々と染み抜きで失敗したことがあるので、よく分かります。